理事長所信

2026年度スローガン


一般社団法人 長門青年会議所
第63代 理事長
安藤 雄紀

 

はじめに
  日本の復興を願い、1964年に長門青年会議所が誕生して以来、先輩方は「明るい豊かな社会の実現」を掲げ、地域との絆を大切に多くの運動を展開してこられました。その熱い想いは60年以上にわたり受け継がれ、私たちの礎となっています。変化の激しい現代にあっても、共に手を携え知恵を出し合い築かれた歴史に深い敬意を表すとともに、新たな時代へ向けた舵を取れることを大変光栄に感じております。
 まず振り返るべきは、2025年度に私たちが問うてきた、長門青年会議所メンバーであることの意味への探求です。会員一人ひとりが自身の存在意義や役割を見つめ直し、自己の成長を通じて組織全体の力を高めていくことを目標に掲げました。この活動を通して、私たちは単なる人数の拡大ではなく、会員各自の自覚と行動の質を向上させ、強固な組織基盤を築くことに注力してまいりました。会員の意識改革と主体的な行動が、組織の活力を大きく引き上げる結果となったことは、私たちの大きな財産です。

 

NEW GENERATION
 私たちを取り巻く社会環境は、急速な人口減少、地域経済の衰退、価値観の多様化といった複雑かつ困難な課題に直面しております。こうした環境変化に的確に対応し、持続可能な組織のあり方を模索することは、今を生きる我々に課された責務であります。そこで私は、2026年度における組織運営の根幹となるスローガンとして「NEW GENERATION」を掲げました。このスローガンは、単なる世代交代を意味するものではなく、これからの時代に適応した新たな価値観と行動様式をもって、青年会議所運動の在り方を刷新していくという決意を内包し、その実現に向け、本年度は次世代共創委員会を設置いたします。
 昨年度の組織力強化委員会では、私たち一人ひとりが青年会議所活動に取り組む意味を見出す一年となりました。その成果は、組織としての基盤強化だけでなく、会員個々の意識変革を促すものとなりました。
 今年度、次世代共創委員会は、その学びを出発点とし、新たな価値観と行動をもって青年会議所運動の在り方を刷新することを趣旨とします。単なる世代交代ではなく、これまで培ってきた経験や歴史と次代の視点を融合し、地域との関わりを重視した持続可能な活動のモデルを再構築します。変化の激しい社会環境においても地域に必要とされ続ける組織であるために、「私たちがなぜ活動するのか」という原点と、「これからどう活動すべきか」という未来志向を両立させ、次世代に誇れる青年会議所を共に創り上げてまいります。

 

 

ワンチーム・マネジメント
 組織運営において、これまで特定の人物やリーダーに役割や責任が偏る傾向が見られました。しかし、現代の複雑で変化の激しい環境下では、限られた人材に負担が集中する体制は持続可能とは言えません。そこで私は、「一人ひとりが主役」となる組織運営、すなわち「ワンチーム・マネジメント」を推進します。
 このマネジメントの核心は、多様な個性と強みを最大限に活かしながら、役割を細分化・分担することで、すべての会員がその能力を発揮しやすい環境を作ることにあります。各メンバーが自分の役割と責任を明確に理解し、主体的に取り組むことで、組織全体の機動力と対応力が大幅に向上します。これにより、特定の人に負担が偏らず、誰もが活躍できるフェアな運営体制が実現します。
 さらに、「ワンチーム」の精神を育むことが不可欠です。組織は個々の集合体ですが、単なる集団ではありません。互いを尊重し、補い合い、目標に向かって一丸となるチームワークこそが、真の力を引き出します。個々の意見や考えを尊重しながらも、協調性をもって共通のビジョンを追求することで、柔軟かつ強靭な組織体制を築いていきます。このような組織運営は、不確実性の高い現代社会において大きな強みとなり、様々な課題に対応するためには、柔軟かつ迅速な意思決定と行動が求められます。ワンチーム・マネジメントのもと、一人ひとりが主役として自らの役割を果たし、互いに支え合いながら組織全体として強く前進することで、これらの課題にしなやかに対応できるチームを築きます。

 

むすびに
 私は理事長として、「NEW GENERATION」という理念を掲げ、会員一人ひとりが役割と責任を共有し、互いに尊重し合いながら協働する体制を構築してまいります。激動の時代においても揺るがぬ信念と柔軟な発想をもって、未来に向けて着実に歩みを進めていく強靭な組織を目指します。そして何より、地域社会に必要とされ続ける存在であるために、変化を恐れず挑戦し続ける覚悟をもって、誠心誠意、組織の舵取りに努めてまいります。